不動産の新入社員から中間管理職へ。36年分の「遠回り」が、今の自分をつくった。


はじめまして、トーチといいます。

このブログでは、仕事のこと、副業・個人事業のこと、それから日々の暮らしのことを、思ったままに書いていこうと思っています。

最初の記事なので、まず自己紹介を。


目次

新卒で不動産業界へ。「なんとなく選んだ」が正直なところ

大学を卒業して、最初に就職したのは不動産・建築系の会社でした。

理由は、正直「なんとなく」に近かったです。就活が本格化して、説明会に行って、内定をもらって——気づいたら不動産の世界にいた。そんな感じ。

配属は営業。毎日のように物件を回り、お客さんに提案し、数字を追いかける日々でした。物件の見方も、お客さんとの話し方も、お金の流れも、何もわかっていなかった。先輩に怒られて、数字が上がらなくて、「自分はこの仕事に向いていないんじゃないか」と何度も思いました。

結果的に、営業は1年でリタイアしました。

正直にいうと、最前線で売り続ける働き方が、自分には合わなかった。当時はそれなりに落ち込みましたし、「もう少し続けていたら何か変わったかもしれない」と思う夜もありました。

でも今振り返ると、この「合わなかった」という経験こそが、その後のキャリアの出発点になったと思っています。


営業を離れてから見えた、不動産の「もうひとつの面白さ」

営業を退いたあと、営業サポート部門に異動しました。

ここでは数年にわたって、営業の裏側を支える仕事に携わりました。契約書まわりの整備、案件の進捗管理、営業担当者へのフォロー。営業時代には見えなかった「仕組み」の部分に触れることで、不動産ビジネスの全体像が少しずつ立体的に見えてくるようになりました。

営業のときは、目の前の案件をどう取るかで精一杯だった。でもサポート側に回ったことで、「一つの契約の前後に、どれだけの工程と人が動いているか」がわかった。この視点は、後のキャリアにとって大きな財産になりました。

その後、管理部門へ異動。さらに経営企画を経験しました。

経営企画では、会社の数字を俯瞰する仕事に初めて触れました。事業計画の策定、予算の組み立て、部門間の調整——「経営」という言葉が急にリアルになった時期です。現場を知っているからこそ、数字の裏にある温度感がわかる。それが自分の強みになっていった実感がありました。

そして現在は、営業部門の売上管理やガバナンス面での要職に配置されています。

営業として最前線に立っていたのはたった1年。でも、サポート、管理、経営企画と遠回りしてきたことで、「現場」と「経営」の両方の言葉がわかる人間になれた。あの1年で辞めたことを後悔した時期もありましたが、今は「あのとき営業を離れたからこそ、今ここにいる」と素直に思えます。

不動産って、ただ「物件を売る・貸す」仕事じゃないんですよね。収益不動産の場合はとくに、オーナーさんの資産をどう活かすか、どう守るか、という話になってくる。受注から管理まで一気通貫で関わることで、物件の「一生」みたいなものが見えてくる。

さまざまな部門を渡り歩いてきたからこそ、その「一生」を多面的に見られるようになった気がしています。


20代後半、「このまま会社員でいいのか」という問いが浮かびはじめた

20代の後半になると、仕事には慣れてきた一方で、ちょっとした焦りみたいなものが出てきました。

収入は安定している。社内での経験も増えてきた。でも、「このまま定年まで同じ会社にいるのか?」と考えたとき、なんとなく息苦しさを感じたんです。

別に会社が嫌いなわけじゃない。上司や同僚にも恵まれていた。いろいろな部署を経験させてもらえたことへの感謝もある。ただ、「自分の力で何かをやってみたい」という気持ちが、ずっと胸の奥にあって。

そのころ、副業として物販・ECをはじめました。

最初は完全に手探りで、ネットで調べながら、失敗しながら、少しずつ仕組みを覚えていく感じ。売上はしばらくほぼゼロでした。でも、「自分で動いて、自分で結果が出る」という感覚が、どこか新鮮で楽しかった。

会社の仕事とは、ちがう種類の充実感がありました。


30代に入って、プライベートが大きく動いた

仕事の変化と前後して、プライベートでも大きな節目がいくつかありました。

30を過ぎて、結婚しました。

パートナーは、価値観がよく似ていて、でも自分にはないものをたくさん持っている人。一緒にいると、自分の視野が広がる感じがして。「この人と人生を歩んでいきたい」と、自然に思えた。

結婚してしばらくして、犬を迎えました。

テトというんですが、もうこれが家族になりまして。毎朝の散歩が日課になって、休日の過ごし方ががらっと変わって。テトがいることで「ちゃんと生活する」という感覚が生まれた気がします。人間って、誰かのために動くとき、意外と力が出るもので。

そして、家を購入しました。

これは正直、かなり大きな決断でした。不動産の仕事をしているくせに、いざ自分が買う側になると、めちゃくちゃ慎重になる(笑)。立地、ローン、将来性……仕事で散々考えてきたはずのことを、全部「自分ごと」として考えることになる。

結局、「ここで暮らしたい」と思えた場所に決めました。仕事の知識が活きた部分もあったし、「やっぱり実際に住む人間の感覚って、数字じゃ測れないな」と改めて思った部分もありました。


個人事業として、少しずつ形になってきた

物販・ECは、細々とながら続けてきました。

サラリーマンとしての仕事をしながら、隙間時間でリサーチして、仕入れて、出品して、発送して。最初は本当に小さな規模で、副収入と呼べるかどうかも怪しいくらい。

でも続けていくなかで、わかってきたことがあって。

「売れる商品」より「売れる仕組み」を作ることのほうが大事だ、ということ。個別の商品で一発当てることを狙うより、需要のある場所を見つけて、そこにコンスタントに供給できる流れを作ること。これができてから、少しずつ安定してきました。

不動産で培った「資産をどう回すか」という考え方が、意外とECにも通じる部分があって。「仕入れ=投資、在庫=資産、回転率=利回り」みたいな感覚で考えると、動き方が変わってきます。

経営企画で数字を俯瞰してきた経験も、ここで活きています。商品単体の損益だけでなく、事業全体のキャッシュフローや投資回収の視点で判断できるようになった。会社員として積んできた「遠回り」が、個人事業の土台になっている感覚があります。

まだ「個人事業主として独立した」と胸を張れる規模ではないですが、会社員としての収入とは別の柱を作ることへの確信みたいなものは、少しずつ育ってきています。


36歳の今、思っていること

気づけば36歳になりました。

20代の自分が思い描いていた「36歳の自分」とは、かなりちがう気がします。もっとスマートに、もっと計画通りに生きているイメージがあったような(笑)。

営業を1年で離れたとき、正直「出遅れた」と思いました。同期が現場で成果を出していくなか、自分はサポートや管理の仕事をしている。華やかさはない。でも、そこで得た視野や経験が、10年後の今、自分の一番の武器になっている。

キャリアも、副業も、家庭も、全部「予定通り」にはいかなかった。でも実際は、いろいろ遠回りしながら、迷いながら、それでも少しずつ「自分の生き方」に近づいてきた感じがしています。

不動産の現場と経営の両方を知っていること。副業・個人事業で体当たりしてきたこと。結婚や家族ができて変わった視点——これらは、全部バラバラに見えて、今の自分の中でつながっています。

遠回りは無駄じゃなかった、と今は思えます。


ここで書いていきたいこと

これからこのブログでは、こんなことを書いていこうと思っています。

不動産・EC・副業まわりの実体験や知見。 営業、サポート、管理、経営企画、そして売上管理・ガバナンス——いろんな角度から不動産業界を見てきた経験を、できるだけリアルに。

お金・資産に関する考え方。 難しい話ではなく、生活に根ざした話を。会社員としての収入と、個人事業の収入。この「二本柱」をどう育てていくか。

30代のリアルな暮らし。 テトのこと、家のこと、日々のこと。地に足のついた話を。

「同じように会社員をしながら何かはじめたい」「副業って実際どうなの?」「不動産とかお金まわりのこと、もっと知りたい」——そんな人に、少しでも役立てるものが書けたらいいなと思っています。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

これからどうぞよろしくお願いします!

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